
一人暮らしってなんでも自分でやらなくちゃいけないし…
想像していた以上に大変ですよね。
私も実際に一人暮らしを経験して痛感しています。
1.一人暮らしでメンタルがつらくなる原因

生活のすべてを自分でやらないといけない
うまく生活を回していくために、社会人であれば生活費(住居費、光熱費など)をはじめ、様々なことにお金がかかります。
ライフラインの手続きも自分ではじめなくてはいけませんし、賃貸の契約だってそうですよね。
仕事や学校に行きながら、生活を維持すること。
お金もかかるし、いろいろな手続きもやらなくてはいけないということが大きなプレッシャーになり得ると思います。
食事・掃除・洗濯など小さなことが大きな負担になる
実家にいるときは、親がご飯を作ってくれたり、洗濯をしてくれることが多いですよね。
しかし、一人暮らしでは自分ひとりなのですべて自分で完結しないといけません。
疲れていても、体調が悪い時でも誰も助けてくれないのはつらいですよね。
後回しにすればするほど、あとから大変になりますし…。
生活しているだけで、必ずやらなくてはいけないことが発生し、こなしていかなくてはいけないというプレッシャーが常にのしかかっている状態です。
孤独感や不安感が強くなる
一人暮らしをしていると、孤独感や不安感が強くなります。
朝家を出て、夜帰ってきてもだれも家にいないことが大きな寂しさの要因となります。
休みの昼間だって、なんとなく部屋にいても静けさが勝ってしまい虚しさが出てきます。
テレビをつけて、食事をしていても談笑する相手がいない…いわば四六時中孤独な状態です。
悩みを打ち明ける人や愚痴を言える人がいないというだけで、自分の中でどんどんため込みネガティブになってしまうなんてことが私の場合ありました。
2.筆者が一人暮らしで実際につらかったこと(体験談)

買い物や食事が面倒になり栄養が偏った
これは多くの人が当たる壁だと思いますが、最初のころは自炊を張り切って行いますが、次第に料理をすること自体が面倒になりますよね。
仕事や学校に行きながら料理をするということはかなりの負担ですよね。
私も最初はスーパーに買い出しに行って作り置きをするようにしていましたが、一人暮らしをはじめて半年ごろから急に面倒になり、出来合いもので済ませる日が圧倒的に多くなりました。
そんな生活になってしまったので、食事の栄養バランスは当然崩れます。
「今日はマックにしよう…」とか「今日はすき家で済まそう…」とかそういう状態になっていました。
賃貸の設備を傷めてしまい気分がさらに落ち込んだ
最初のころは借りている住まいとはいえ、「自分だけの空間」といった楽しみが強く、D.I.Yをしたりしたことはありませんか?
生活を便利でスタイリッシュにするため、ちょっとした小物入れを壁に貼り付けたり、とにかくいろいろなものを壁に貼り付けていました。
壁等に粘着力の強いテープを張ってしまった際は要注意です。壁紙や木目張りが簡単にはがれてしまうからです。私はそれで数か所壁紙の剥がれを作ってしまいました…。

設備を痛めてしまうと退去時の費用にも関わります…。
あくまでも「借り物の住まい」という意識を持ち、綺麗に使うことが大事ですね。
誰にも頼れず孤独で不安だった
本当に単身で一人暮らしを始めると、孤独からは逃げられません。
フットワークの軽く、色々なところに出かけたり人と会うのが好きな人はその寂しさとはあまり関係ないかもしれませんが、なるべく家にいたいとか人と会いたくないという人は、孤独感が強くなるかもしれません。
私の場合、転職を機に一人暮らしを始めました。新しい地域だったので周りに知り合いがおらず、頼れる人間がおらず本当に孤独の状態でした。
本当に、職場と住まいの往復という感じで、孤独感が増強していきました。

唯一頼れるのは、実家にいる両親くらいでした。
3.一人暮らしがつらいときに助かった工夫

宅配弁当(宅食サービス)や冷凍食品を利用した
私は張り切っていた自炊も嫌になり、冷蔵庫が空っぽになってしまった時期がありました。
エネルギーが不足しているときは、買い物に行くのも億劫になりますよね。
そんなとき、味方になってくれたのが宅配弁当です。
お値段が多少割高となりますが(おかずのみで1食600円程度~)、買い物に行かずまとめてお弁当を届けてくれるので、買い物にも行きたくない・料理を作りたくない…でも栄養バランスが心配といった私のような人には、負担が少なく非常に助かるものとなっております。
私が実際に利用している宅配弁当のレビューリンクを貼っておきますので、もしよろしければご参考にしてください。
家事はほどほどにした
- 洗濯は数日にまとめて一回(節約の意味も込めて)
- 掃除は一度に全部やろうとしない(今週は床掃除だけなど…)
- ごみ捨てはこまめに捨てず、まとめて(容器などきれいに洗ってから…)
このように「少しずつ」やろうとすれば、家事の負担は少なくなり精神的負担も軽減できていました。とは言え全くやらないと余計にサボってしまうので、あくまでも「ほどほど」を心がけていました。
医師や家族に相談するようにした
なんか最近疲れやすかったり、疲れが取れないときは受診してみるのもありです。
私自身、不調が続き心療内科に受診したら「適応障害」との診断があって驚きました。
体が余計に不調になる前に、「少しでもおかしいな」と思った場合、受診することは大きく意味があると思いました。
また、一人で暮らしていると一人で抱え込みがちなので、時々家族にLINEを送ったり、電話をして寂しさを紛らわせていました。
帰れるときは実家に帰るようにした
私の場合、実家から40km程度離れていたので、1週間に一度帰省していました。
帰省する頻度が多いかもしれませんが、週に1回帰ることで家族の顔を見ることができる上、実家で休むという安心感・食事のサポート等が受けられるのでおすすめの息抜き方法です。
両親の気持ちとしては心配しますし、子供には帰ってきてほしいみたいですね。

私は毎回、電車とバスと使って実家に帰っていました。1週間に一度でなくても月に数回でもいいと思います。定期的なイベントとして、気分転換にもなりました。
4.一人暮らしでメンタルがつらいときに考えてほしいこと
一人暮らしでメンタルがつらいときには色々と考え事をしてしまいます。
「このままでいいのかな…」「この先もずっと一人暮らしをしていなかきゃいけないのかな…」
頭の中でグルグル考えてしまいます。
そんなときに考えていただきたいのが…
- 完璧にやろうとしない
- 「一人暮らしを続けるか」自体を見直しても良い(両親が許せば実家に戻るのもあり
- 医療や公的制度(傷病手当金など)を利用する手もある
このような事です。
あくまでも一人暮らしは手段であって、一時的な方法として割り切ると比較的気が楽になります。
まとめ
- 一人暮らしは自由な反面、メンタルに大きな負担がかかることもある
- 筆者自身もかなり苦しんだが、小さな工夫や周囲に助けを求めることで乗り切れた
- 今つらいと感じている人も「一人で抱え込まないでいい」ということを伝えたい
コメント