放射線技師を辞めたい…と思ったときに私が実際にやった3つのこと

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Goemon
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こんにちは。放射線技師として働いているGoemonです。
この記事を読んでいただきありがとうございます。

放射線技師の仕事をしていて、仕事がつらく「もう無理かも」と思った日ってありますよね。でも、すぐにやめる決断なんてできませんし…どうしたらいいかわからなくなります。この記事では同じように悩んでいる人の参考になればと思って執筆しました。

この記事ではこんなことを書いています。

放射線技師になって間もないけど今、辞めたいと思っている人向け。もちろん、長く勤めていて今辞めたいと思っている人の参考にもなると思います。

  • 辞めたいときにやったこと3選

1.辞めたいと思ったときにやったことリスト

1-1.環境転換

私は大学病院に勤めていました。大きな施設なので放射線技師のあらゆる仕事があり、部署もたくさんあります。放射線技師の数も50人以上いたため、部署の異動が1年に数回あるような職場でした。

そのため、今の部署でなんとかやっていける・合っていると感じていても、上司の決定により意にそぐわない部署に異動されてしまうなんてことは頻繁に起こりました。

私は入職4年目あたりから1年間、得意な一般撮影でなんとかやっていましたが、核医学に異動となってしまいました。

そこは初めての業務もあり慣れませんでした。放射性医薬品の調合もしなくてはいけなく、調合に失敗したときは落ち込みましたね。

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放射性医薬品の調合は本当に難しいです。

上司との相性も悪く、今思えばパワハラを受けていたと思っています。この時は、もう辞めたいという気持ちがピークでした。

そんな自分に合っていない環境に限界を感じ、技師長に「今の現場がこういう理由で合わないです。」とはっきり伝えました。

その結果私は、比較的合っていた一般撮影に戻ることになり、環境転換することで「辞めたい」という気持ちを低減させることができました。

1-2.業務制限

大学病院は、部署の異動だけでなく、夜勤などもつきものです。

10年以上、月に3-4回の夜勤(当直)を乗り越えてきましたが、30代をちょっとすぎたときに体力・精神力ともに適応に限界を感じ、施設の産業医に相談しました。

その話は、技師長まで届いていて、技師長からは「心療内科を受診したほうがいいのではないか。」といった助言をもらいました。

その時私は心療内科に受診したことがなく、色々と不安もありましたが、「環境を変えるにはまず受診しなくちゃ。」と思い、受診を決意しました。

心療内科医からは「うつ状態のため、労務に制限が必要。」との判断が下り、私は期間限定で当直やその他業務の一部を制限してもらうことができました。

これだけでもだいぶ心身の負担が軽くなり、「辞めたい」という強い気持ちを先延ばしにすることができました。

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これまでになく限界を感じたら、
まず産業医か人事に相談することをおすすめします。

医師の診断書があり業務を制限してもらえるのなら、
自分のできる範囲での仕事を無理なく正式にさせてもらえます。

1-3.転職

これは最終手段となりますが、長い目で見て自分がここに適応していないと強く思った場合は転職をするといった選択肢もありです。

配置転換や業務制限など対応してもらい、なんとか勤務していましたが、やはり勤務に限界を感じ私は転職を決意しました。

実際に私は、35歳で大学病院を退職し、整形外科のクリニックへ転職することができました。

転職までに主にやったことリスト(手順)としては、簡単に書くと以下の通りとなります。

  1. 転職先を見つける。ジョブメドレーなどがおすすめ(下記にリンクあり)
  2. 面談日を決めて、面接を受ける。
  3. 内定をもらったら、今の職場に報告する。
  4. 今の職場と退職時期を決める(同時に転職先と入職時期も相談しておく、メールでOK)
  5. 有休があるなら退職日まで全部使わせてもらう。このときに引っ越しなどの準備があるなら行うことをおすすめします。
  6. 退職手続き、入職手続きなどを済まし、環境が整い次第、新しい職場で勤務を始める。
ジョブメドレー

歯科衛生士のリンクとなっていますが、無料会員登録するとたくさんの放射線技師の求人を閲覧することができます。実際に私はこのサイトで東京のクリニックに転職しました。

今は転職先で勤務を継続していますが、自分の得意なレントゲンと骨密度を中心に無理なく勤務を続けることができています。

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「こんな働き方もあるんだ」、「自分に恩ほかの道がある」と知るだけで、不思議と今の職場に縛られる感覚が薄くなり気持ちも楽になりました。
自分のスタイルに合った職場選びは大事だなと強く思いました。

2.辞めたいと思った時のほかの逃げ道もある

2-1.親しい人に相談(両親や友達)

私は転職する前は、実家に暮らしており両親と仲が良かったので、仕事の悩みをたびたび打ち明けていました。両親に相談しにくい環境の人の場合は親しい友人や恋人でもいいとおもいます。

「実は辞めたいと思っていて…」、「もうちょっと限界かもしれない…」といった切り口で相談したこともあります。

思ったよりも否定されず、むしろ「わかるよ」、「私もそういう時あった」と共感してくれる声多く安心しました。嫌なことは、信頼できる人に打ち明けることで多少は心が軽くなるものです。

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私は、母の「やめたくなったらやめていいよ。」という言葉に何回も救われました。
話すことで「一人で抱え込まなくてもいいんだ」と安心できましたし、自分の中の気持ちも整理されていきました。

2-2.休職の選択肢も

休職をすることで、心身の回復を図り気持ちをリセットするという選択肢もひとつです

リフレッシュする中で、「私、本当に放射線技師として仕事を辞めたいのかな?」と、もう一度冷静に考える時間が持てることも大きいです。

今は、休職制度もメジャーになってきており、たとえ欠勤だとしても、条件さえ整えば給料の2/3をある程度の期間支給してもらえるなんていった国の制度もあります。

サポートがあるだけでも心強いですよね。

【まとめ】辞めるのも続けるのも「どちらも正解」です。だけど辞めたいときの対処法はたくさんある

  • 辞めたいと感じることは甘えではない可能性があります。
  • 配置転換や業務制限を利用することで、辞めたい気持ちを少しでも先延ばしにできることがある。
  • 筆者は実際、最終的に転職をすることで気持ちの整理がついた。
  • 簡単なことからでも辞めたい気持ちは低減できる(親しい人への相談など)
  • 今でも迷うことはあるけれど、「行動した自分」を褒めてあげたい。
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この記事が、今しんどい思いをしている誰かのヒントになればうれしいです。

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はじめまして! 放射線技師として働きながら、日々の業務のこと、 転職や一人暮らし、療養生活で得た工夫を発信中。 時計や日用品レビューも好きで書いています。

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