
17年間毎日煙草を吸ってきた私でも、本を読んだその直後からタバコを吸いたい意欲が薄れました。その結果現在も禁煙を継続できています。
1. 禁煙本(書籍)はこれがおすすめ!私はこの本一冊でやめられました。

アレン・カーという33年間煙草を吸ってきたヘビースモーカーだった方が書いた本です。
著者の数えきれないほどの禁煙失敗談・葛藤など、タバコをやめようと思った人なら必ず経験する「禁煙あるある」がたくさん出てきます。
彼は、”禁煙セラピスト”と名乗り、タバコに対する独自の解釈をこの本で述べています。
私はこの本を読み終えたとき、タバコに対する考え方が180°ひっくり返ったような感覚を覚えました。
そして、その日まで17年間ほとんど毎日タバコを吸っていた私でさえも、その日からすっぱりタバコを吸う気がなくなりました。
「タバコを吸いながら読み進めてください」という一風変わったスタイルも面白いです。

これから数十年タバコを吸い続けたとして浪費する数百万円・・・ 。
1冊の本を買うことで使わないで済むのなら、と思うと願ったり叶ったりですね。
2. なぜ禁煙セラピーを読むことで禁煙できる?成功できる可能性が高い理由

この本を読むにあたり以下のテーマについて重点的に理解することで、成功する確率がぐっと上昇すると感じました。
- タバコは人生に必要なものなのか
- タバコの真の正体
- 禁煙は根性論ではないということ
2-1. タバコの必要性
『タバコというものはそもそも人生には必要ないものであり、デメリットしかない!』
頭では理解できていても辞められないですよね。
そんな大勢の人に対し論理的かつ説得力のある言葉でアンサーを書き綴っています。
本気で辞めたいという人には納得でき、刺さる言葉が多数出てきます(ただし真剣に読むことは必須です)。
例えば、「タバコを吸わない人でも幸せな人生を歩んでいる人はたくさんいるのに、タバコを吸う人はどんな幸せな瞬間もタバコを吸うことに囚われなくてはいけない奴隷になっている。」といったニュアンスの言葉には非常にどきっとしました。
基本的にタバコは悪者(喫煙者が悪者という意味でなく)というスタンスで書かれているので、時には辛辣な表現も出てきます。
私は真剣に読むことにより、「自分はこうはなりたくない。」という思いが自然と出てきました。せっかくの人生、汚れなく清潔な体で生きていきたいとさえも思いました。
2-2. タバコの正体

タバコは習慣であり、心のよりどころなんだ!
私は本気でそう思っていました。
しかし、タバコの正体を知ってしまった為、全てまやかしだったことに気づきました。 正直、自分の考えにはないタバコの正体を理解したとき「おぞましい」とさえ思ってしまいました。
この本ではタバコとはそもそも何なのかということについてはっきりと断言してくれる章があります。
タバコの真の正体は「ある2つのもの」だったと言うのです。これについてじっくりと納得のいくように解説されています。
こんなものだとしたら、「泥棒が管理している銀行に永遠と自分のお金を預けているようなものだ・・・。」と思い、私はタバコにすがりつきたくないと強く感じました。
この本が解釈している「2つのもの」と「タバコ」を結びつけることで、タバコに対する執着が弱くなる可能性は十分にあると思います。
2-3. 禁煙は根性論ではない
タバコをやめると離脱症状やらイライラで苦しい思いをしますよね。
たしかに最初の短い期間のみ「身体的依存」をなんとか乗り越えなくてはなりませんが、 その後の「精神的依存」=脳が覚えている記憶はこの本でどうにかできるかと思いました。
考え方を大きく変えることで吸いたい気持ちを大きく低減できるというのは本当です。
こればかりは騙されたと思って読んでほしいです。
3. 【具体例】禁煙で心が折れかけたときに救世主となった本

私は禁煙して1か月くらいのとき、どうしてもタバコが吸いたくなった日がありました。
でも、せっかく1か月我慢してきたのにまた振出しに戻るのはもったいないと一度踏みとどまり、評判の良かった「禁煙セラピー」を読むことにしました。
「この本を読んで、気持ちが変わらなかったら吸ってしまおう・・・。」とさえ思っていました。
この本では前述したように、「タバコを吸いながら読み進めてください」と指示が書いてあります。禁煙0日目の人は指示に従って吸いながら読み進めても問題ありません。
しかし私はこの本を読んだ時点で、禁煙1か月だったので吸わずに読み進めていました。読み終わったときに、もう一度わざわざタバコを吸うこと自体がばかばかしくなってしまいました。
結果、今も吸わずに継続できているため、この本を読んだことは本当に良かったと思っています。 これから禁煙を始める人だけじゃなく、禁煙を継続していて心が折れかけている人にもおすすめと言える書籍となっております。
4. 禁煙セラピーと合わせて実践した禁煙方法

4-1. 禁煙アプリ
何日禁煙して、何本吸わないで過ごせたか、いくら節約できたか、寿命がどのくらい伸びたかを一目で確認できる便利なアプリを活用するのは非常におすすめです。
目に見える成果をレコーディングしておくというのはモチベーションに繋がるので、私は実際に継続しています。
家族や両親に禁煙を応援してもらえるのならば、定期的に報告できるので禁煙継続のモチベーションともなります。

無料でダウンロードでき、使いやすい「禁煙ウォッチ」を私は活用しております。
4-2. 自分を追い込む環境を作らない。
いくら根本的な考えを正したとしても、禁煙を始めてからの数週間は離脱症状との戦いが避けられません。これを乗り越えなければ次のステップに行けないのです。
私の場合、そのような時期は灰皿・ライター・タバコを全部捨ててしまうと、「もう逃げ道がない!」と追い詰められてしまい、余計苦しくなってしまいました。
その為、私は敢えて新品のタバコを残しておき、灰皿も(きれいに洗ってはありますが)、ライターも捨てずに残してありました。
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今日1日吸わないで過ごせたら、明日考えよう。
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1週間乗り切ってから考えよう。
先延ばしにして、「これでだめだったら吸っちゃおう!」くらいの気軽な気持ちで過ごすことにより、約1か月の一番辛いと言われている期間を乗り越えることができました。
5. 禁煙セラピーのデメリット
5-1. 読み方によっては効果を発揮しない可能性
書籍でも明記されていますが、内容をよく理解し、書かれていることを守らないと効果が発揮できない可能性があります。
時間を作ってじっくり読める環境で読むことをお勧めします。
100パーセント理解するつもりで読んでください。
5-2. 辞める気がない人には効果を発揮しない可能性
今のところ、タバコをやめるつもりはない!という人の場合、効果を発揮しない可能性があります。
タバコを辞めたいんだ!でも自力じゃ辞められない!という人向けの本だと言えます。
6. 【結論】禁煙セラピーは禁煙本(書籍)として非常におすすめ!

本を読み進める際の注意点やデメリットも述べましたが、総合的に考えて禁煙したい人でこの本をまだ読んでない人は、挑戦する価値があると思います。
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真面目に禁煙したい人が、真面目に読めばタバコに対する考えが変わり成功する確率が高い。
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本はタバコを吸いながら読み進めるようにと禁煙0日の人に向けて書かれているが、禁煙が続いている人でも効果を発揮できる可能性がある。
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この記事の投稿者は17年間タバコを吸ってきたが、この本を読んだことで現在も禁煙を継続することができている。
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禁煙レコーディング法や、周囲の応援も活用するとより良い。

みんなで禁煙に挑戦してみませんか!
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